JPTEC協議会とJPTEC近畿
私たちは、JPTEC協議会と提携し、近畿一円において病院前外傷観察・処置プログラムを各セミナーなどで普及し、"防ぎ得た外傷死"の減少に貢献しています。
JPTEC協議会近畿支部として発足した当団体は、2003年の発足以来、プロバイダーコースの開催は120回を超え、インストラクター登録者も1000人を超えました。
また、プロバイダーコースを受講して3年を迎える方への更新コースの開催と、インストラクターのためのスキルアップセミナーという、独自のセミナーも近年、力を注いでおります。
それぞれのコースは次のようになっております。
プロバイダーコース
次の職業の方を対象として、基本的な病院前外傷観察・処置プログラムを学びます。
- 消防吏員
- 消防吏員以外の救急救命士
- 医師
- 歯科医師(救命救急センター又は救急病院の救急部門に属する者に限る。)
- 看護師及び准看護師
- 診療放射線技師、臨床検査技師及び薬剤師で救命救急センター又は災害拠点病院に勤務し、災害医療派遣業務に従事するもの
- 警察官、海上保安官及び陸上自衛隊、海上自衛隊又は航空自衛隊の自衛官で救急業務、救助業務又は災害医療派遣業務に従事するもの
- 救急救命士養成所(消防吏員を対象としたものを除く。)、大学医学部又は看護学部及び看護学校の学生又は生徒で最終学年に属しているもの
コースの時間割(例)と主な学習内容です。
9:00〜 開会・オリエンテーション 開会挨拶、コース内容、施設利用説明
9:10〜 講義とデモンストレーション
10:10〜 ユニバーサルブース(ヘルメットの脱がし方、頸椎カラーの装着方法など)
11:20〜 状況評価、初期評価、気道管理
12:10〜 全身観察、緊急処置
13:30〜 車内活動
14:15〜 車外救出
15:00〜 シナリオステーション
16:15〜 実技試験・筆記試験
18:30〜 修了式・講評
インストラクターコース
受講するための要件としては次の通りとなっております。
(1)受講資格
次の受講資格を満たすこと。
ア 救急救命士及び救急隊員(救急科、救急標準課程又は救急2課程を修了した者に限る。)
(ア)5年以上の救急現場経験のある者
(イ)救急救命士養成機関、都道府県消防学校又は消防本部消防学校の専任教官
(ウ)地域のメディカルコントロール協議会が推薦する者
(エ)所属消防本部の消防長が推薦する者
(オ)2名以上の地方組織の世話人が推薦する者
イ 医師
(ア)日本救急医学会認定施設、救命救急センター又は大学病院の救急部門で3年以上専従した者
(イ)救急救命士養成機関の専任教官
(ウ)メディカルコントロールにおける指示医師又は検証医師
(エ)地域のメディカルコントロール協議会が推薦する者
(オ)地域の救急救命士会が推薦する者
(カ)2名以上の地方組織の世話人が推薦する者
ウ 看護師
(ア)救急看護認定看護師
(イ)重症集中ケア認定看護師
(ウ)日本救急医学会認定施設又は救命救急センターの救急部門に3年以上所属する者
(エ)ドクターカー又はドクターヘリ業務に3年以上従事している者
(オ)救急救命士養成機関の専任教官
(カ)2名以上の地方組織の世話人が推薦する者
(2)確認試験の実施
「インストラクターコース受講のための確認試験(筆記試験)」を受験し、基準点「可(86%以上正答)」を取得すること。
(3)テスト参加
JPTECプロバイダーコースの運営等の手伝いとして1回以上コースに参加し、コース開催に貢献すること。
>>>インストラクターコース受講のための確認票のダウンロードはこちら(外部リンク)<<<
なお、参考までにFAQもご覧ください。
プロバイダー資格更新コース
更新コースのカリキュラムは次のとおりです。
⇒座学
・ 外傷総論:外傷の疫学、JPTEC(L&G)の概念
・ 観察処置総論:外傷傷病者観察処置の流れ
・ 観察処置各論:状況評価、初期評価、全身観察、局所観察、詳細観察、継続観察
・ その他:過去に変更となったJPTECのシステムなど
・ プレテスト解説*
⇒実技(シナリオステーション)
・ 受講生4名につき、インストラクター1名が指導にあたります(約1時間)
・ 1回以上は隊長役を経験して頂きます
・ インストラクターが所定の審査表により「合・否」を 決定します
* プレテストは現行のプロバイダーコースのものと同じです。受講が決定すれば運営部より事前に送付されます。
トータル3時間ほどで修了できる資格更新コースは、主にプロバイダーコースに併設されています。
ファーストレスポンダーコース、ミニコース
詳しい内容はJPTEC協議会オフィシャルサイトからどうぞ。
http://www.jptec.jp/course.html
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